世俗諦(読み)せぞくたい(その他表記)saṃvṛti-satya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世俗諦」の意味・わかりやすい解説

世俗諦
せぞくたい
saṃvṛti-satya

仏教用語。俗諦世諦などともいう。いろいろ経典によって解釈が異なっているが,一般には,世間的,常識的に認められる真理を世俗諦とみている。したがって大乗仏教では,言葉離れ,相対の世界を離れ,また思慮をもこえた真諦を説明するのには世俗諦によらなければならないと説いて,世俗諦を段階的な意義あるものとみなしている。 (→真俗二諦 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む