世俗諦(読み)せぞくたい(その他表記)saṃvṛti-satya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世俗諦」の意味・わかりやすい解説

世俗諦
せぞくたい
saṃvṛti-satya

仏教用語。俗諦世諦などともいう。いろいろ経典によって解釈が異なっているが,一般には,世間的,常識的に認められる真理を世俗諦とみている。したがって大乗仏教では,言葉離れ,相対の世界を離れ,また思慮をもこえた真諦を説明するのには世俗諦によらなければならないと説いて,世俗諦を段階的な意義あるものとみなしている。 (→真俗二諦 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む