精選版 日本国語大辞典 「世諦」の意味・読み・例文・類語 せ‐たい【世諦】 〘 名詞 〙① 世間一般の常識または約束で真実とされるもの。あるいは世間の人が知っている事柄。世俗諦。[初出の実例]「而世諦亦能生レ智」(出典:勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章)「ただ仏道に違するのみに非ず、大に世諦もまた廃せん」(出典:遠羅天釜(1747)答鍋島摂州矦近侍書)[その他の文献]〔仁王経‐上〕② 仏事のための費用。[初出の実例]「俊慶法印記云〈略〉世諦根本儀者、朔日山別当」(出典:醍醐寺新要録(1620))③ ⇒せたい(世帯) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例