俗諦(読み)ゾクタイ

精選版 日本国語大辞典 「俗諦」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐たい【俗諦】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] saṃvṛti-satya の意訳。「諦」は真理の意 ) 仏語。世間一般で常識として承認される、相対的立場での世俗的真理。ただし種々の意に用いられ、転じては王法、世間的道徳の意にも用いる。世諦(せたい)。⇔真諦
    1. [初出の実例]「第二波若教、若照真諦実智、照俗諦権智」(出典法華義疏(7C前)一)
    2. 「人を化するには先世間の俗諦(ソクタイ)を物語し」(出典:私聚百因縁集(1257)二)
    3. [その他の文献]〔大乗義章‐一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の俗諦の言及

【真俗二諦】より

…中国,南北朝期にとくに三論宗の教義の中心として論議された仏教教理概念で,真諦と俗諦のこと。真諦とは絶対不変の真理,俗諦とは世俗的真理を言う。…

※「俗諦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む