デジタル大辞泉
「俗諦」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぞく‐たい【俗諦】
- 〘 名詞 〙 ( [梵語] saṃvṛti-satya の意訳。「諦」は真理の意 ) 仏語。世間一般で常識として承認される、相対的立場での世俗的真理。ただし種々の意に用いられ、転じては王法、世間的道徳の意にも用いる。世諦(せたい)。⇔真諦。
- [初出の実例]「第二波若教、若照二真諦一為二実智一、照二俗諦一為二権智一」(出典:法華義疏(7C前)一)
- 「人を化するには先世間の俗諦(ソクタイ)を物語し」(出典:私聚百因縁集(1257)二)
- [その他の文献]〔大乗義章‐一〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の俗諦の言及
【真俗二諦】より
…中国,南北朝期にとくに[三論宗]の教義の中心として論議された仏教教理概念で,真諦と俗諦のこと。真諦とは絶対不変の真理,俗諦とは世俗的真理を言う。…
※「俗諦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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