世界教員組合連盟(読み)せかいきょういんくみあいれんめい(その他表記)Fédération Internationale des Syndicate de l'Enseignement; FISE

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世界教員組合連盟」の意味・わかりやすい解説

世界教員組合連盟
せかいきょういんくみあいれんめい
Fédération Internationale des Syndicate de l'Enseignement; FISE

教職員組合の国際組織。1946年に世界労働組合連盟世界労連)の産業別組織の一部門として結成された。第2次世界大戦前の教育労働者インターナショナル(エドキンテルン)の流れを継承する。自由,平等,独立を基本理念に教育労働者の国際的連帯,労働・生活条件の改善,教育予算の増大軍事費削減,人種差別反対などを活動目標とする。おもに社会主義国,アジア=アフリカ諸国,ラテンアメリカ諸国などの教職員組合が加盟する。1949年の世界労連分裂に際して西ヨーロッパ諸国の教職員組合が脱退,1951年国際自由教員組合連盟 IFFTU; International Federation of Free Teachers' Unionsを結成した(1993教育インターナショナル EI; Education Internationalに改組)。

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世界大百科事典(旧版)内の世界教員組合連盟の言及

【教職員組合】より

… 国際的には,ロシア革命後の全世界的な労働運動の高まりのなかで組織された教育労働者インターナショナルEducational Workers International(略称,エドキンテルンEduc‐Intern,1922結成)が,ヨーロッパおよび中南米諸国,日本の運動に影響を与えたほか,国際労働組合連盟の教員インターとして組織された国際教員組合書記局の活動がヨーロッパ各国に影響を与えた。第2次大戦後,それぞれ世界教員組合連盟Fédération Internationale Syndicale de l’Enseignement(FISE,1946結成),国際自由教員組合連盟International Federation of Free Teachers Union(IFFTU,1951結成)となり,前者は世界労連系,後者は国際自由労連系として活動してきた。日本教職員組合(日教組)は後者に加盟するとともに前者とも一定の友好関係をもち,また日本高等学校教職員組合(日高教)は前者に加盟している。…

※「世界教員組合連盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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