世界食糧備蓄制度(読み)せかいしょくりょうびちくせいど(その他表記)Food Reservation Plan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世界食糧備蓄制度」の意味・わかりやすい解説

世界食糧備蓄制度
せかいしょくりょうびちくせいど
Food Reservation Plan

1974年に開かれた世界食糧会議の重要決議の一つ。主要国が通常の在庫に加えて 6000万tを備蓄する協定を結ぶという H.キッシンジャー国務長官の提案に端を発する。この提案には,産油国や日本にアメリカの余剰農産物在庫維持の負担を肩代りさせようというねらいもあったとされる。結局会議では,各国ガイドラインに従って備蓄を強化するという提案の線で,生産国,消費国,貿易国が同制度の討議に入り,日本もこれに従った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む