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両唇音 りょうしんおんbi-labial

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

両唇音
りょうしんおん
bi-labial

両唇で調音する音。[p],[b],[m]のほか,[Φ] (無声摩擦音 ) ,[ß] (同有声) ,[w] (無摩擦継続音と半母音で奥舌) と[ч] (同,前舌) がある。特に[Φ]と[ß]が,唇歯音の[f],[v]との対比上,両唇音といわれることが多い。[Φ]は方言により個人によりフの子音に聞かれる。[ß]は母音間のbの発音のゆるんだ変種に出る。[ч]はフランス語の[nчi] (nuit「夜」) などに現れる。

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デジタル大辞泉の解説

りょうしん‐おん〔リヤウシン‐〕【両唇音】

上下の唇を接触、または接近させることにより、呼気通路を変化させて発する音。[p][b][m][w]の類。

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大辞林 第三版の解説

りょうしんおん【両唇音】

調音点による子音分類の一。主として上下の唇によって調音される子音。両唇の破裂音[p][b]、両唇の摩擦音[Φ][w]、両唇の鼻音[m]などの類。

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世界大百科事典内の両唇音の言及

【子音】より

…(1)妨害の位置(調音の位置)は,上顎に付着する上位調音器官(上唇,上歯,歯茎,硬口蓋,軟口蓋,口蓋垂,咽頭)と,下顎に付着する下位器官(下唇,舌先,舌端,前舌,後舌,舌根)との組合せおよび声門から成る。これに基づき分類すれば,両唇音(上唇と下唇),唇歯音(上歯と下唇),歯音(上歯と舌先),歯茎音(歯茎と舌先もしくは舌端),硬口蓋歯茎音(歯茎後部と舌端),硬口蓋音(硬口蓋と前舌),軟口蓋音(軟口蓋と後舌),口蓋垂音(口蓋垂と後舌),咽頭音(咽頭壁と舌根),それに声門音がある。(2)妨害の方法は,まず(a)上下の器官を接触させる場合で,それが完全ならば閉鎖音,部分的ならば側音となる。…

※「両唇音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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