両岐(読み)りょうき

精選版 日本国語大辞典 「両岐」の意味・読み・例文・類語

りょう‐きリャウ‥【両岐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふたつの道。二つの方面。ふたまた。
    1. [初出の実例]「正不正、善悪といふ人間の所行の両岐ある処へ線を引張って」(出典:百一新論(1874)〈西周〉下)
    2. [その他の文献]〔文選注‐西京賦〕
  3. 麦などの穂が二つ生じること。豊年、また善政しるしとされる。
    1. [初出の実例]「麦田千畝遠、秋色両岐寛」(出典:菅家文草(900頃)一・賦得麦秋至)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐張堪伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「両岐」の読み・字形・画数・意味

【両岐】りようき

分岐する。

字通「両」の項目を見る

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