両延八幡神社(読み)もろのべはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「両延八幡神社」の解説

両延八幡神社
もろのべはちまんじんじや

[現在地名]安佐北区可部町大毛寺

白石しらいし山麓高台鎮座。通称を西にしの宮と称する。八幡三神と天児屋根命・神武天皇を祭神とする。旧郷社。建久元年(一一九〇)安芸国守護武田氏の一族武田朝信が下四日市しもよつかいち村に勧請し、建長五年(一二五三)武田信時が当村に移したと伝える(芸藩通志)。大毛寺・上中野かみなかの・下中野・上四日市・下四日市・可部かべ水落みずおち九品寺くほんじ南原なばら綾谷あやがたに勝木かつぎ今井田柳瀬いまいだやなせの一二村の氏神で、中世の可部庄の中心的神社であったことが推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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