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両浙 りょうせつ Liǎng zhè

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世界大百科事典 第2版の解説

りょうせつ【両浙 Liǎng zhè】

中国の歴史的広域地名。浙江省の北部を流れる浙江(銭塘江)の両岸,浙東と浙西の総称。浙東・浙西の行政上の区別は唐代中期の節度使の領域にはじまり,浙東は今の浙江省の浙江以東(治所は紹興),浙西は浙江以西,長江(揚子江)の南まで至る地域(治所は蘇州,鎮江,南京,杭州などを転々とした)を管轄した。宋にはこれが統合されて両浙路とされ,南宋には再び両浙東路・両浙西路に二分された。明代に後者が南京を中心とした南直隷に組み入れられると,行政区画としての両浙は消失したが,長期にわたって培われた地域性は残存した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の両浙の言及

【浙江[省]】より

…浙江においても,北方中原や,南方諸地域の文化が伝播し,豊かな生産力を基盤に政治的統一がなされつつあった。
【両浙世界の確立】

[越と呉]
 南方に広く分布した百越諸族の中で,最も有力な勢力となったのは,杭州湾南岸の越と,長江デルタの呉であった。両地域の新石器時代文化に特に差異は認められないが,呉は中原との交流が容易な位置にあり,春秋時代に周太王の長子太伯らが文身断髪して蛮人の姿となって句呉を号したという建国の伝承にも示されるように,中原王朝からの強力な影響を受けて成立したと考えられるのに対し,越は土着的勢力が成長して成立したものであった。…

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