デジタル大辞泉
「両雄並び立たず」の意味・読み・例文・類語
両雄並び立たず
《「史記」酈生伝の「両雄倶には立たず」から》同時に現れた二人の英雄は、必ず勢力を争ってどちらかが倒れるものである。
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りょうゆう【両雄】 並(なら)び立(た)たず
- 力の匹敵する二人の英雄が同時に出現すれば、必ず争いになり、どちらかが倒れるものである。〔書言字考節用集(1717)〕 〔史記‐酈生伝〕
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両雄並び立たず
ある国や組織などに実力者が二人いれば、必ず争いが起こり、どちらかが滅びることになるということ。
[使用例] 両雄並び立たず、医者同士ふたり仲よく飲むということは、開業医の場合、あまりない。勤務医はその点、別だが……[田辺聖子*夕ごはんたべた?|1975]
[由来] 「[史記]―酈生伝」に出て来ることばから。紀元前三世紀の終わりの中国で、漢の劉邦と楚の項羽とが激しい争いをくり広げていたときのこと。劉邦に仕える酈食其という弁論の士が、「両雄俱には立たず(劉邦と項羽という二人の英雄は、どちらかが滅びる運命にある)」と述べて、「このままでは人々の気持ちも動揺するばかりだから、有利な根拠地を早く確保して、どちらが優勢なのかをはっきりさせるべきだ」と主張しています。
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両雄並び立たず
同時代に力の拮抗する二人の英雄が出現すれば、必ず争いが起こり、どちらかが倒れることになる。
[使用例] 両雄並び立たず、医者同士ふたり仲よく飲むということは、開業医の場合、あまりない。勤務医はその点、別だが[田辺聖子*夕ごはんたべた?|1975]
[解説] 「史記―酈生伝」に「両雄倶には立たず」とあります。
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