中之郷横川町(読み)なかのごうよこかわちよう

日本歴史地名大系 「中之郷横川町」の解説

中之郷横川町
なかのごうよこかわちよう

[現在地名]墨田区石原いしわら四丁目・本所ほんじよ四丁目・東駒形ひがしこまがた四丁目

本所新坂ほんじよしんざか町の北、本所松倉ほんじよまつくら町飛地を挟んでよこ(大横川)西岸に北へ続く。東は横川を隔てて小梅こうめ村および遠江横須賀藩西尾氏抱屋敷などの武家地、西は武家地、北は寄合肝煎大久保氏下屋敷。もとは中之郷村の内ののちの本所新坂町・本所清水町ほんじよしみずちよう通にあり、寛文一〇年(一六七〇)には郡代伊奈氏による検地も受けていた。年代は不詳だがその後御用地として上地となり、貞享年間(一六八四―八八)に代地を当地で与えられた。横川端にあることから横川町と称したという。元禄九年(一六九六)家作改場となり、宝永二年(一七〇五)本屋敷・河岸屋敷とも町並屋敷となり、同三年家作御免の町屋となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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