中之里村(読み)なかのさとむら

日本歴史地名大系 「中之里村」の解説

中之里村
なかのさとむら

[現在地名]吹上町中之里

今田いまだ村の南東に位置する。伊作いざく筋が中原なかはら村から当村を通り和田わだ村に至る。中世伊作庄に含まれ、庄内中里なかのさと名が当地にあった。文保元年(一三一七)六月一七日の伊作庄日置北郷領家雑掌地頭代和与状(島津家文書)によると、「木庭山」が論所となり中里名・田尻たじり名・伊与倉いよくら名内であるか否かを糾明し、領家への帰属が明らかになれば、領家方に去り渡すこととされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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