伊作(読み)いざく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊作」の意味・わかりやすい解説

伊作
いざく

鹿児島県西部薩摩半島の西部に位置する日置市吹上町の中心地区。永仁 (1293~99) の頃,島津氏 3代久経の次子久長が伊作庄地頭職となり,ここに亀丸城を築き,伊作島津家を興した。その後伊作家 10代忠良 (→島津日新斎 ) の長子島津貴久が島津本家を継いで藩主となり,伊作はその直轄地として栄えた。付近には吹上浜薩摩湖吹上温泉 (伊作温泉) などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android