中務町(読み)なかつかさちよう

日本歴史地名大系 「中務町」の解説

中務町
なかつかさちよう

上京区下立売通千本東入下ル

町のほぼ中央を椹木町さわらぎちよう通が、南寄りを丸太町まるたまち通が東西に通る。中央を浄福寺じようふくじ通が、西は土屋町つちやまち通が南北に通る。平安京大内裏では「西雅院」から「陰陽寮」「中務省」にかけての跡地で、「春華門・建礼門・主鎰・主鈴・監物・内舎人」などがあった(「拾芥抄」の宮城指図)

近世聚楽第じゆらくだい造営時にはその付属地となり、慶長年中(一五九六―一六一五)には京都所司代用地(→西院町、慶応四年(一八六八)改正京町御絵図細見大成では千本御屋敷地で、千本せんぼん通に面して火見櫓が記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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