中原知親(読み)なかはらのともちか

朝日日本歴史人物事典 「中原知親」の解説

中原知親

生年生没年不詳
源頼朝にその知行を否定された伊豆国(静岡県)の目代。朝廷太政官の史の役職から文筆により摂関家文殿に仕え,顔が長かったことから長面の進士と渾名された。やがて伊豆の目代になって治承4(1180)年の頼朝挙兵にあい,伊豆の蒲屋御厨(下田市南伊豆町)の知行を否定された。

(五味文彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android