中城イマ(読み)ナカジョウ イマ

20世紀日本人名事典 「中城イマ」の解説

中城 イマ
ナカジョウ イマ

昭和・平成期の福祉活動家 多摩同胞会理事長。



生年
明治37(1904)年1月12日

没年
平成14(2002)年4月29日

出生地
東京都福生市

学歴〔年〕
東京看護婦学校〔大正10年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲六等宝冠章〔昭和54年〕,吉川英治文化賞(第13回)〔昭和54年〕,東京都名誉都民〔平成2年〕,府中市名誉市民〔平成2年〕

経歴
大正11年看護婦検定試験に合格。東京・御成門の鉄道病院に勤務。終戦の少し前に夫と長男を亡くす。昭和21年東京・五日市町(当時)に網代母子寮を開設。その後も特別養護老人ホーム信愛泉苑や、夫の暴力に苦しむ女性のための駆け込み寺を作るなど、民間立場で福祉事業に先駆的役割を果たした。54年吉川英治文化賞受賞、平成2年東京都名誉都民。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中城イマ」の解説

中城イマ なかじょう-イマ

1904-2002 昭和-平成時代の福祉活動家。
明治37年1月12日生まれ。看護婦をつとめ,昭和20年戦災にあった母子を収容・保護する網代母子寮を東京都五日市町にひらく。さらに府中市に白鳥母子寮,38年養護老人ホーム信愛寮,49年特別養護老人ホーム信愛泉苑を開設し,社会福祉につくした。54年吉川英治文化賞。平成14年4月29日死去。98歳。東京出身。東京看護婦学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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