世界遺産詳解 「中央シホテ-アリン」の解説 ちゅうおうシホテアリン【中央シホテ-アリン】 2001年に登録された世界遺産(自然遺産)。シホテ-アリン山脈は、ロシアの極東連邦管区のウラジオストク北東の沿海州地方からハバロフスク地方にかけて、日本海に沿って1200kmにわたって連なる山脈である。この山脈にはアジア大陸の中ではきわめて新しい7000万年前~4500万年前の造山活動により誕生した山々が連なる。世界遺産に登録されたのは、タイガ(針葉樹林地帯)と亜熱帯林の混交林で覆われた1万5491km2のシホテ・アリン自然保護区(動物保護区)など2つの自然保護区を含む。ここは、絶滅の危機にさらされているアムールトラ(シベリアトラ、ウスリートラ)やオオカミ、クマ、ミミズクなどの生息域となっている。◇英名はCentral Sikhote-Alin 出典 講談社世界遺産詳解について 情報