中居城跡(読み)なかいじようあと

日本歴史地名大系 「中居城跡」の解説

中居城跡
なかいじようあと

[現在地名]大洋村中居 城之内

中居の中央に位置し、北浦から谷津が細長く入組む標高三八メートルの高台に築城されている。高台は二郭に区分され、東に本城、西に外城を配し、二重・三重の空堀に囲まれる。広さは東西一五〇メートル・南北六〇〇メートル。城主中居氏は鹿島氏の一族で鎌倉初期の時幹から戦国末期の秀幹まで続き、弘安九年(一二八六)に中居幹村は鹿島神宮の大使役を勤仕した(「鹿島大使役記」安得虎子)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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