中府村(読み)なかぶむら

日本歴史地名大系 「中府村」の解説

中府村
なかぶむら

[現在地名]丸亀市中府町一―五丁目・中府町・幸町さいわいちよう一―二丁目

城下の西に隣接する南北に長い村で、東西四町二五間・南北八町(西讃府志)。東は城下の下南条しもなんじよう町・上南条町農人のうにん町および地方じかた村・山北やまのきた村、西は津森つのもり村。農人町の南詰に中府門があり、伊予街道起点で、丸亀・金毘羅街道が分岐する。門付近の三軒家とよばれる地が村への入口であった。寛永国絵図では「中分」とみえ、那珂なか柞原くばら郷に所属。寛文四年(一六六四)の丸亀藩高辻帳では高一一四石余。「西讃府志」によれば高二四〇石余、反別は二一町三反余、うち畑一町三反余・屋敷九反余。租税は米一四五石余・大麦一石六斗余・小麦八斗余・大豆二石六斗余。家数一二一・人数三八七、牛一七・馬六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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