ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中心レート」の意味・わかりやすい解説 中心レートちゅうしんレートcentral rate (1) 1971年 12月のスミソニアン合意において,金との交換性を有しない米ドルに対して各国は新平価を設定し,為替相場を固定することになった。このレートを「中心レート」と呼ぶ。しかし 73年1月のジャマイカ合意や 78年の IMF協定改正により変動相場制度が容認されたため,実質的な意義を失っている。 (2) 日銀が発表する東京外国為替市場の銀行間取引 (円・ドル) で,その日最も取引量が多かった直物相場をいう。日銀が外為ブローカーなどからヒアリングをして 72年8月から終値とともに発表している。現在中心レートといえば (2) の意味を指す場合がほとんどである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by