中性子検層(読み)ちゅうせいしけんそう

最新 地学事典 「中性子検層」の解説

ちゅうせいしけんそう
中性子検層

neutron logging

放射能検層一種で,ボーリング孔周辺の孔隙率を連続的に測定する検層。ゾンデ中の中性子源から放出される中性子は,地層中の原子核と玉突き状に衝突し,そのエネルギーを失っていく。この損失の度合は,衝突相手の原子核の質量が大きいときは少なく,水素のようにほぼ同じ質量をもつときに大きい。衝突の後,エネルギーレベルが一定の値以下になると中性子は塩素・水素・珪素などの原子核に捕獲され,高レベルのγ線が放出される。このγ線量や中性子量を測定し,孔隙中に主に存在する水素原子核の密度を求め,地層の孔隙率を得ることができる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内の中性子検層の言及

【物理検層】より

…密度検層の結果も,音波検層と同様地層の孔隙率を知るのに役だつ。(3)中性子検層 高速中性子源からの中性子が等質量の水素原子核で最も減速される現象を利用し,地層の孔隙率を求める。水素原子のほとんどすべては地層孔隙中の液相(地層水および油)に含まれるので孔隙率を間接的に知ることができる。…

【放射能探査】より

…探査手順としては,まず広域の探査対象地域を車や航空機によって調査(概査)し,次に検出された放射能異常の地点の詳細な地表調査(精査)を行って異常の範囲や原因を明らかにするのが普通である。 放射能探査のもう一つの分野として,人工放射能を用いる坑井内検層法(放射能検層あるいは中性子検層ともいう)がある。坑井内で中性子源を用い地層中に中性子を照射する。…

※「中性子検層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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