中折帽(読み)なかおれぼう

精選版 日本国語大辞典 「中折帽」の意味・読み・例文・類語

なかおれ‐ぼうなかをれ‥【中折帽】

  1. 〘 名詞 〙なかおれぼうし(中折帽子)」の略。
    1. [初出の実例]「阿彌陀に被った中折帽(ナカヲレバウ)の」(出典落紅(1899)〈内田魯庵〉一)

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改訂新版 世界大百科事典 「中折帽」の意味・わかりやすい解説

中折帽 (なかおれぼう)

柔らかいフェルトで作られた帽子で,山高帽の山の部分中央にくぼみを入れてかぶるところから,中折帽と呼ばれる。フェルト・ハットうち,堅く仕上げたものを山高帽,柔らかく仕上げたものを中折帽またはソフト帽という。中折帽で最も高級なものは,ホンブルクHomburgという,ドイツの産地名をつけた帽子で,19世紀末,イギリスエドワード7世が皇太子時代にかぶったことから広まった。
帽子
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「中折帽」の意味・わかりやすい解説

中折帽
なかおれぼう

ソフトハット

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