中明村(読み)なかのみようむら

日本歴史地名大系 「中明村」の解説

中明村
なかのみようむら

[現在地名]会津若松市町北町始まちきたまちはじめ

会津盆地中央部川東岸にあり、西は達磨だるま分に続き、南は藤室ふじむろ村、東は上荒久田かみあらくだ村。四方に広く水田が広がり、中明堰と黒川くろかわ堰などが潤す。本村の北東四町一〇間余に端村屋敷やしきがある。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では大沼郡のうちに中之名とあり、高四六九石余。高久組に属し、文化一五年(一八一八)の村日記では高六二五石余。化政期の家数は本村三八・屋敷二三(新編会津風土記)。明治四年(一八七一)の家数五三(寺一)・人数二八九(人員録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android