中村円太(読み)なかむら えんた

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村円太」の解説

中村円太 なかむら-えんた

1835-1865 幕末武士
天保(てんぽう)6年9月6日生まれ。中村用六の弟。中村恒次郎の兄。筑前(ちくぜん)福岡藩士。安政3年藩校修猷(しゅうゆう)館の訓導となる。尊攘(そんじょう)派に属して脱藩をくりかえし,京都や長州で活動する。元治(げんじ)2年1月26日博多で自刃(じじん)した。31歳。名は無二。号は東州,李不言斎。
格言など】君か為め尽すこころは知らぬ火の筑紫の海に身は沈むとも(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android