デジタル大辞泉 「無二」の意味・読み・例文・類語 む‐に【無二】 同じものが他に一つもないこと。並ぶものがないこと。「無二の親友」[類語]無双・無比・無類・唯一・比類の無い・類が無い・類を見ない・比べ物にならない・並び無い・例えようも無い・底知れない・単数・単一・単独・単身・単発・単品・又と無い・比類ない・類い稀まれ・又無い・めった・千載一遇・時機・機会・チャンス・好機・時節・頃合い・頃おい・時とき・折おり・機・機運・潮時・潮合い・時宜・機宜・適期てっき・時分・時分時どき・商機・勝機・戦機・タイミング・得難い・稀まれ・かけがえのない・希有けう・盲亀もうきの浮木ふぼく・一期一会いちごいちえ・見せ場・決め所・思いがけない・思いがけず・待てば甘露の日和ひよりあり・折よく・僥倖ぎょうこう・ここぞ・一世いっせ一代・最初で最後・図らずも・決定的瞬間・契機 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「無二」の意味・読み・例文・類語 む‐に【無二】 〘 名詞 〙① ( 形動 ) 同じもの、同等のものが他に一つもないこと。並ぶもののないこと。またとないこと。また、そのさま。無双。無比。[初出の実例]「我等が無二の丹誠を知見して、一々の懇志を納受し給へ」(出典:平家物語(13C前)二)[その他の文献]〔史記‐淮陰侯伝〕② ( 形動 ) ふたごころのないこと。裏切る心を持たないこと。ならびなく忠義であること。また、そのさま。[初出の実例]「入道頓て戸野が語ひに随て、我館へ宮を入進らせ、無二の気色に見へければ」(出典:太平記(14C後)五)[その他の文献]〔春秋左伝‐僖公一五年〕③ 「むに(無二)の友」の略。[初出の実例]「夫より某が父と無二になり、『御用に可レ立者也』と陰にて云たりと」(出典:政談(1727頃)四)④ 仏語。時間・空間を超え、変化・無変化もなく、有でもなく無でもない、対立を超えた世界。また、その認識。不二(ふに)。[初出の実例]「明尋常念相者、此有多種。大分為四。〈略〉四無相業。謂雖称念仏、欣求浄土、而観身土、即畢竟空、如幻如夢、即躰而空、雖空而有、非有非空、通達此無二、真入第一義、是名無相業」(出典:往生要集(984‐985)大文一〇)⑤ ( 形動 ) 「むにむさん(無二無三)③」の略。[初出の実例]「男の切懸(きっかけ)を違へぬによって、無二(ムニ)に討ち果す」(出典:仮名草子・身の鏡(1659)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「無二」の読み・字形・画数・意味 【無二】むに 無比。無双。〔史記、准陰侯伝〕(通曰く)、足下、西河を(わた)りて魏王を(とりこ)にし、~趙を徇(したが)へ、燕を脅(おびやか)し、齊を定め、~西して以て報ず。此れ謂(いはゆる)功、天下に二無く、略(りやく)(計略)、不世出なるなり。字通「無」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by