デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村東蔵」の解説 中村東蔵(2代) なかむら-とうぞう 1777-1816 江戸時代後期の歌舞伎役者。安永6年生まれ。初代中村東蔵(2代中村歌右衛門)の子。大坂の宮地芝居で修業。寛政10年父の死後,2代水木東蔵を襲名。3代中村歌右衛門に入門,文化5年中村歌五郎をあらため2代東蔵を襲名。道外(どうけ)がかった敵役を得意とした。文化13年7月8日死去。40歳。初名は水木音蔵。俳名は十暁,芝楽。屋号は蛭子(えびす)屋,山城屋。 中村東蔵(3代) なかむら-とうぞう 1791-1848 江戸時代後期の歌舞伎役者。寛政3年生まれ。3代中村鶴助の養父。3代中村歌右衛門の門弟。中村葉五郎,中村芝六と名のり,文政元年江戸中村座で3代東蔵を襲名。一時中村十暁と名のったが,のち東蔵にもどる。敵役を得意とした。嘉永(かえい)元年6月11日死去。58歳。初名は中村橋蔵。俳名は十暁,芝陸,東枝。屋号は加賀屋。 中村東蔵(初代) なかむら-とうぞう ⇒中村歌右衛門(なかむら-うたえもん)(2代) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by