中柏原新田(読み)なかかしわばらしんでん

日本歴史地名大系 「中柏原新田」の解説

中柏原新田
なかかしわばらしんでん

[現在地名]富士市中柏原新田

沼田ぬまた新田の東に位置し、南は駿河湾に面する。東海道が通る。元禄郷帳に古くは柏原新田の注記で中柏原新田とみえ、高一六石余。国立史料館本元禄郷帳では幕府領。幕府領について記した天保一五年(一八四四)の村々様子大概書(江川文庫蔵)によれば、寛文一二年(一六七二)検地で高一六石余、反別畑四町九反余(田なし)、家数二九・人数一四七、馬三。年貢はすべて金納。農間に男は漁猟、女は往還茶屋で鰻かばやき売に従事した。用水天水を利用。旧高旧領取調帳でも幕府領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android