中権寺村新田(読み)ちゆうごんじむらしんでん

日本歴史地名大系 「中権寺村新田」の解説

中権寺村新田
ちゆうごんじむらしんでん

[現在地名]新潟市中権寺

北は五十嵐浜いからしはま村・中浜なかはま村、東は金巻かねまき新田村内野うちの村、西は谷内やち新田村に接する。集落は砂丘地辺にあり、北国浜街道が東西に貫通し、村域の東端広通ひろどおり江が北東流する。元禄郷帳には五十嵐浜枝郷とあり、高三六九石六斗余。低地での米作のほか、砂丘地では換金作物も栽培された。明治八年(一八七五)には米のほか煙草・菜種・葉藍などがおもな物産で、枇杷なども栽培されていた(皇国地誌)。同九年調べでは民家七九・社一・庵一、男二五九人・女二五七人・僧一人で、牡馬三五頭・稲積船一九艘があり、同一一年の反別は田六一町三反七畝余・畑三八町六反四畝余・宅地五町八畝余・林二三町四反七畝余(同書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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