中毘沙門村(読み)なかびしやもんむら

日本歴史地名大系 「中毘沙門村」の解説

中毘沙門村
なかびしやもんむら

[現在地名]福井市中毘沙門

足羽川が山岳地帯から平野部へ流れ出る辺りの南岸沿いにある。東南は上毘沙門村、西南は下毘沙門村。往昔三峰みつみね(現鯖江市)の頂から毘沙門天守本尊として移住した一族七家が、しだいに三村に分れたと伝える(神明神社縁起)

慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では上・下の毘沙門村とともに安原やすはら庄のうちに含まれ、正保郷帳以降三村の名がみえる。同帳によると中毘沙門村は田方三三七石余・畠方九六石余。福井藩領。延享三年(一七四六)の高付人馬家数御改指出帳(「越前宗門帳」所収)によれば家数二五(高持二〇・雑家五)、人数一三二(男七七・女五五)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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