中沢郷
なかざわごう
児玉町秋山付近から美里町にかけての地域に比定される。「和名抄」にみえる那珂郡中沢郷を継承したとみられる中世郷。京都東寺領丹波国大山庄(現兵庫県丹南町)の地頭中沢氏の本貫地。明徳元年(一三九〇)八月三日の中沢信明譲状(中沢文書)によれば、上野国多胡庄(現群馬県吉井町)の今泉田在家や大山庄内一分地頭職などとともに、「武蔵国中沢郷内和田村藤三郎入道在家・同田壱町・同名々等」などの相伝所領が子息信実に譲与されている。
中沢郷
なかさわごう
「和名抄」所載の郷。諸本ともに訓を欠くが通例に従う。明徳元年(一三九〇)八月三日の中沢信明譲状(中沢文書)などに中沢郷がみえ、現児玉町秋山から美里町にかけての地域に比定されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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