日本歴史地名大系 「中無礼村」の解説 中無礼村なかむれむら 大分県：大分市旧大南町地区中無礼村[現在地名]大分市河原内（かわらうち） 中無礼・黒仁田（くろにた）河原内川上流近くを占め、東は中野（なかの）村。江戸時代を通じて肥後熊本藩領。寛永一一年（一六三四）の同藩豊後国郷帳に村名がみえ高一〇九石余。正保郷帳によれば田高四八石余・畑高六〇石余、戸次（へつぎ）庄に所属。初め冬田手永、延宝三年（一六七五）から高田手永山奥在九ヵ村の一。「肥後国誌」によると平原村・八木合村・大辻村・松塚村・徳ノ尾村・小中尾（こなかお）村などの小村がある。「高田風土記」は枝村として黒仁田・小中尾・杢代（もくだい）の三村をあげ、庄屋一人の支配とする。 中無礼村なかむれむら 大分県：大分郡庄内町中無礼村[現在地名]庄内町平石（ひらいし）平良石（ひららいし）村の南東にあり、大分川左岸の河岸段丘上に位置する。江戸時代を通じて府内藩領で、奥郷蛇口組に属した（府内藩記録）。正保郷帳に村名がみえ田高二九石余・畑高二石余、阿南（あなん）庄に所属。柴山有り。旧高旧領取調帳では高三二石余。平良石村の麻生氏が庄屋を兼帯し、明和七年（一七七〇）の庚寅年御物成帳写（麻生家文書）によれば、両村は独立しているが一帳として扱われている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
