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中露関係 ちゅうろかんけいSino-Russian relations

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中露関係
ちゅうろかんけい
Sino-Russian relations

1989年5月中ソ首脳会談が 30年ぶりに実現して,両国の関係が正常化された。もともとは同じイデオロギーを掲げる両国だけに,50年代には中国が対ソ一辺倒を表明する密接な同盟関係にあった。だが,50年代末には早くも関係が悪化し,60年代に入ると,中国はスターリン批判を行なったソ連を「修正主義」と断罪した。 69年には中ソ国境で武力衝突が生じ,70年代には米中が接近したことから,中国にとってソ連は最大の敵とされた。 76年に毛沢東が死去したため,ソ連は中国へ関係改善のシグナルを送るようになり,中国も非毛沢東化を進めるなかで,ソ連への態度を見直すようになった。 80年代には,両国とも国内経済の悪化に悩み,膨大な軍事予算を割いてまで対立している余裕を失い,実務レベルでの交渉を行なうようになった。 89年の首脳会談を契機に,中ソ2国間のみならずアジア全体の緊張緩和が一段と進む見通しが持てるようになった。

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