丹塗(読み)ニヌリ

デジタル大辞泉 「丹塗」の意味・読み・例文・類語

に‐ぬり【丹塗(り)】

またはで塗ること。また、そのもの。「丹塗りの盆」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「丹塗」の意味・読み・例文・類語

に‐ぬり【丹塗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (に)または朱で塗ること。また、その塗ったもの。〔観智院本名義抄(1241)〕
    1. [初出の実例]「社(やしろ)の柱も丹塗(ニヌリ)の色赤く照り耀きて」(出典仮名草子浮世物語(1665頃)二)
  3. を行なう職人
    1. [初出の実例]「一、ぬっし・にぬり両職色色下行目録」(出典:高野山文書‐応永一八年(1411)九月二〇日・天野社造営料足結解状)

さに‐ぬり【丹塗】

  1. 〘 名詞 〙 丹または朱を塗ること。赤く塗ること。また、そのもの。にぬり。
    1. [初出の実例]「佐丹塗(サにぬり)小舟がも 玉纏真櫂もがも」(出典:万葉集(8C後)八・一五二〇)

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