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 タン

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デジタル大辞泉の解説

たん【丹】

硫黄水銀の化合した赤土。辰砂(しんしゃ)。また、その色。に。
黄色みを帯びた赤色顔料。日本画に用いる。鉛の酸化物で、人工的に製造される。鉛丹。黄丹。
薬。特に、道家における長寿・不老不死の薬。
「―を練り、真を修し、天地とともに寿(いのちなが)しとぞ」〈読・弓張月・続〉

たん【丹】[漢字項目]

常用漢字] [音]タン(呉)(漢) [訓]に あかい
鉱物の一。辰砂(しんしゃ)。「丹砂(たんさ・たんしゃ)
赤色の顔料。赤い色。に。「丹朱丹青丹頂
丹砂を配合した不老不死の仙薬。「丹薬仙丹・練丹術」
練り上げた薬。「反魂(はんごん)丹万金(まんきん)丹
まごころ。「丹精丹念
丹波(たんば)国、または丹後(たんご)国。「丹州
[名のり]あかし・あきら・に・まこと
[難読]雲丹(うに)甲比丹(カピタン)切支丹(キリシタン)牡丹餅(ぼたもち)

に【丹】

《「土(に)」と同語原》
赤い色。丹色。「塗りの鳥居」
赤い色の顔料に用いる赤土。
「丹生(にふ)の郷(さと)。昔時(むかし)の人、此の山の沙(すなご)を取りて―に該(あ)てき」〈豊後国風土記

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世界大百科事典 第2版の解説

たん【丹 dān】

中国,道教でいう不老長生を得るための薬。晋の葛洪の《抱朴子》では,不老長生を得るには,金丹を服薬することが最も肝要であるとする。金丹の金はその火で焼いても土に埋めても不朽である点が重んじられ,丹の最高のものは九転の丹で,焼けば焼くほど,霊妙に変化する点が重んじられ,この九転の丹を服用すると3日で仙人になれると説く。また丹華,神符,神丹,還丹,餌丹,錬丹,柔丹,伏丹,寒丹の九丹が説かれ,寒丹を1匙ずつ100日服用すれば仙人になり,仙童仙女がそば仕えをし,翼を用いずに軽やかに空を飛行できるとする。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

たん【丹】

硫黄と水銀との化合した赤土。また、その色。辰砂。
鉛に硫黄と硝石を加えて焼いて作ったもの。鉛の酸化物。黄色をおびた赤色で絵の具や薬用とする。主成分は四酸化三鉛。鉛丹えんたん
薬のこと。特に不老不死の薬。 「 -を煉り、真を修し/読本・弓張月
のような黄赤色。

に【丹】

〔「に(土)」と同源〕
辰砂しんしやや鉛丹を含み、赤色の顔料として使われた土。また、赤い色。 「 -塗りの鳥居」 「阪東君の-のやうな酔顔を見て/続風流懺法 虚子」 「大刀の手上に-画き著け/古事記 下訓

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のの言及

【赤】より

…当然,遠古の日本列島住民においても同断である。最古の史料《魏志倭人伝》に〈倭地温暖,冬夏食生菜,皆徒跣,有屋室,父母兄弟臥息異処,以朱丹塗其身体,如中国用粉也〉とみえ,倭人が朱(水銀系の赤色顔料)で身体装飾をしていたらしいのを知る。この水銀朱は縄文後期にあらわれ,弥生時代や古墳時代にはかなり広くおこなわれた。…

※「丹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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