丹那断層(読み)タンナダンソウ

デジタル大辞泉 「丹那断層」の意味・読み・例文・類語

たんな‐だんそう【丹那断層】

静岡県東部函南かんなみ町から伊豆市まで、約30キロメートルにわたる活断層。700年から1000年周期で大地震が起こると考えられている。昭和5年(1930)11月26日北伊豆地震の際に、最大3.3メートルの横ずれが生じた。

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関連語 加藤

精選版 日本国語大辞典 「丹那断層」の意味・読み・例文・類語

たんな‐だんそう【丹那断層】

  1. 静岡県東部、伊豆半島基部の丹那盆地西側をほぼ南北に走る断層。昭和五年(一九三〇)一一月二六日の北伊豆地震はこの断層の東側が北へ二・六メートル水平移動したために起きた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「丹那断層」の意味・わかりやすい解説

丹那断層
たんなだんそう

神奈川県の芦ノ湖(あしのこ)付近から静岡県函南(かんなみ)町丹那を経て伊豆(いず)市北部付近に至る、長さ約30キロメートルの左横ずれ活断層。狭義には、このうち丹那付近の約7キロメートルの区間をさす。1930年(昭和5)の北伊豆地震(マグニチュード7.3)の際に活動し、最大左横ずれ約3.5メートルの地表変位が生じた。また、当時地下約160メートルで建設中であった東海道本線丹那トンネル坑道も約2.7メートル横ずれしたため、現在のトンネルにはわずかな屈曲区間が残っている。

[金田平太郎]

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最新 地学事典 「丹那断層」の解説

たんなだんそう
丹那断層

Tanna fault

伊豆半島北部中央を走る南北性の北伊豆断層系の一つをなす活断層。左ずれが卓越する(累積変位1,000m以上)が,丹那盆地南部を蝶番ちようつがい点として,それ以北で東側隆起,以南で西側隆起の縦ずれがある。北伊豆地震(1930年11月26日,M7.0)発生時に活動し,当時掘進中の丹那トンネル坑道に2m以上の変位を与えた。

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世界大百科事典(旧版)内の丹那断層の言及

【丹那盆地】より

…狩野(かの)川支流の柿沢川が盆地を貫いて西流し,現在では盆地内は水田化している。丹那盆地を有名にしたのは1930年の北伊豆地震で,その際盆地を南北に横切る丹那断層が活動し,東側が北方に,西側が南方に動く左横ずれの変位を生じた。盆地南端では2.6mの水平ずれを示す水路や石垣跡が残され,35年に国の天然記念物の指定をうけている。…

※「丹那断層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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