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北伊豆地震 キタイズジシン

デジタル大辞泉の解説

きたいず‐じしん〔きたいづヂシン〕【北伊豆地震】

昭和5年(1930)11月26日、静岡県東部を中心に起きた大地震マグニチュード7.3。死者272名、全壊家屋2165戸に達し、丹那断層が出現した。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

北伊豆地震

1930年11月26日午前4時2分、函南町丹那盆地地下を震源として発生。マグニチュード7・3の内陸直下型地震で、震源の深さは0~5キロ。震源に近い三島市では震度6を記録した。被害は県東部の函南町から現在の伊豆市、神奈川県にも及び、6千戸超の家屋が全半壊した。早朝ということもあり、火災はほとんど発生しなかったが、山間部では多数の山崩れ、がけ崩れが起きた。

(2010-11-21 朝日新聞 朝刊 静岡 1地方)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

北伊豆地震
きたいずじしん

1930年(昭和5)11月26日4時03分ごろ、伊豆半島北部に発生した地震。規模はM7.3。この年2月から5月にかけて伊東沖では地震が群発(伊東における有感地震は3915回)した。北伊豆地震では丹那(たんな)断層が出現し、丹那トンネル内で2.7メートルの横ずれがみつかった。伊豆から遠く離れた近畿および北関東では地鳴りが聞こえ、また各地で、地震の前日の夕方5時ごろから発光現象が観察された。被害は伊豆半島北部に集中し、死者約272人、全壊家屋は約2150戸に達した。[宇佐美龍夫]

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世界大百科事典内の北伊豆地震の言及

【地震】より

…1944年の東南海地震(M7.9)と1946年の南海道地震(M8.0)もこの例であるが,このときは南海トラフの東端(駿河トラフと呼ばれる)までは震源域が広がらず,駿河湾から御前崎沖にかけては,安政地震以後破壊せず残っているものと考えられる。内陸部から日本海岸沖合にかけても,M7前後の大地震による災害が比較的多く,昭和年代にも1927年丹後地震(M7.3),1930年北伊豆地震(M7.3),1945年三河地震(M6.8),1948年福井地震(M7.1),1964年新潟地震(M7.5)などが数えられる。特に岐阜県とその周辺は745年(天平17)の天平地震,1586年(天正14)の天正地震,1891年濃尾地震(M8.0)のようにM8前後の巨大地震も起こる。…

【丹那盆地】より

…狩野(かの)川支流の柿沢川が盆地を貫いて西流し,現在では盆地内は水田化している。丹那盆地を有名にしたのは1930年の北伊豆地震で,その際盆地を南北に横切る丹那断層が活動し,東側が北方に,西側が南方に動く左横ずれの変位を生じた。盆地南端では2.6mの水平ずれを示す水路や石垣跡が残され,35年に国の天然記念物の指定をうけている。…

※「北伊豆地震」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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