最新 地学事典 「主応力軸」の解説
しゅおうりょくじく
主応力軸
principal axis of stress
岩体にかかる力は一般に,ある方向で最大,それと直交する方向で最小となる。これらの方向をそれぞれ最大主応力軸と最小主応力軸,またはσ1軸とσ3軸という。この2軸と直交する方向を中間主応力軸またはσ2軸という。これら3軸と直交する平面にはたらく剪断応力はゼロである。また,それらの面にはたらく法線応力を主応力と呼び,その大きさをσ1,σ2,σ3という記号で表す(σ1≧σ2≧σ3)。圧縮を正符号とすることが地質学では多いが,引っ張りを正符号とすることもある。主応力と主応力軸は,それぞれ応力テンソルの固有値と固有ベクトルにあたる。
執筆者:佐藤 活志・山路 敦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

