応力テンソル(読み)おうりょくテンソル

最新 地学事典 「応力テンソル」の解説

おうりょくテンソル
応力テンソル

stress tensor

物体内部の一点において三次元直交座標系の座標軸に直交する面にはたらく3つの応力ベクトルのあわせて9成分を,3×3行列の成分として表現したもの。この行列の対角成分は法線応力,非対角成分は剪断応力を表す。多くの場合にこれは対称行列で,6つの独立成分をもつ。力の釣り合いを表すコーシー公式を用いれば,今注目している平面にはたらく応力ベクトルを,与えられた応力テンソルから算出することができる。この場合,応力テンソルはあらゆる方向の平面にはたらく応力ベクトルを与えるので,物体内部の一点における応力状態を表すものといえる。

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参照項目:応力
参照項目:主応力軸

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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