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法線応力 ほうせんおうりょくnormal stress

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

法線応力
ほうせんおうりょく
normal stress

物体に外力が加えられたとき,それが変形するための作用上で,その面に垂直に働く応力の分力をいう。たとえば結晶塑性の場合,結晶のすべり面に対し垂直に働く応力が法線応力である。理想的な単純すべり変形では,変形に寄与する主応力はすべり面内の接線応力 (パイエルス力) で,法線応力は大きい影響をもたない。しかし粘弾性的な変形では,変形に対する法線応力の影響が顕著になる。それは粘性的な不均一なずれにより,法線応力がずれ方向に対し直角な面内で張力として作用するためで,これを法線応力効果という。鋼やゴムなどの粘弾性体の棒をねじると長さが伸びるポインティング効果,溶融高分子物質を小孔から押出したとき押出し孔より直径が太くなって出てくるバラス効果などがその例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ほうせん‐おうりょく〔ハフセン‐〕【法線応力】

応力の面に垂直な成分。面の両側から押し合う方向にはたらく場合は圧力、引っ張り合う方向にはたらく場合は張力という。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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