日本歴史地名大系 「久世宿」の解説 久世宿くせしゆく 岡山県:真庭郡久世町久世村久世宿[現在地名]久世町久世出雲往来・大山往来が交差する宿。「作陽誌」の久世村の項に「此村伯耆出雲往還之駅伝也」とあり、東の久米(くめ)郡坪井(つぼい)村(現久米町)まで三里、西の真島(ましま)郡高田(たかた)村(現勝山町)まで一里、北の釘貫小川(くぎねきこがわ)村(現湯原町)まで三里半。寛永一二年(一六三五)の武家諸法度によって制度化された参勤交代制の成立期に開かれ、幕府巡検使や出雲松江藩・広瀬藩の参勤交代の宿駅の機能を果し、また、平常は馬喰宿など旅籠としても使用された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by