久佐賀別符(読み)くさかべつぷ

日本歴史地名大系 「久佐賀別符」の解説

久佐賀別符
くさかべつぷ

仁淀によど川支流日下くさか川の中流・下流域、近世の日下村にあたる地一帯を占めた中世の別符。日下別符とも書く。暦応三年(一三四〇)一二月一九日付の細川定禅所領宛行状(蠧簡集拾遺)に「土佐国久佐賀別苻」とみえるのが早く、この時久佐賀別符のうち彦九郎入道遺跡が佐伯国貞に宛行われている。次いで文亀三年(一五〇三)大平国雄が小村おむら神社に奉納した三十六歌仙図の裏書(蠧簡集木屑)に「土左国高岡郡久(賀脱カ)別府垂跡」とみえ、天正一六年(一五八八)の長宗我部氏の地検帳には「日下之別符地検帳」の内題がある。

成立の事情その他は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む