之繞を掛ける(読み)シンニュウヲカケル

デジタル大辞泉 「之繞を掛ける」の意味・読み・例文・類語

之繞しんにゅう・ける

程度をはなはだしくする。輪を掛ける。
知識想像力発達によってもっと濃厚に―・けられています」〈長与竹沢先生と云ふ人

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精選版 日本国語大辞典 「之繞を掛ける」の意味・読み・例文・類語

しんにゅう【之繞】 を 掛(か)ける

  1. その漢字に、しんにゅう(「辶」の形)を書き加える。
    1. [初出の実例]「しんにうを掛て米屋の子を尋ね」(出典:雑俳・柳多留‐五四(1811))
  2. 程度をいっそうはなはだしくする。おおげさにする。輪をかける。
    1. [初出の実例]「まけおしみへしんにふかけたるてあいといふべし」(出典:洒落本・蕩子筌枉解(1770)含情無片言)
    2. 「小村君の如き豪傑、ビスマルクに辶(シンニフ)をかけたる大人物と雖も」(出典万朝報‐明治三八年(1905)二月二日)

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