デジタル大辞泉
「九泉」の意味・読み・例文・類語
きゅう‐せん〔キウ‐〕【九泉】
《幾重にも重なった地の底の意》死後の世界。黄泉。よみじ。あの世。また、墓場。
「兼ねては父祖の尸を―の苔の下に羞しむる恨みあり」〈太平記・四〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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きゅう‐せんキウ‥【九泉】
- 〘 名詞 〙 ( 幾重にも重なった地の底の意 ) 人間が死んだ後に行く世界。冥土。黄泉。九原。
- [初出の実例]「遊仙窟曰 九泉下人 一銭不レ直」(出典:万葉集(8C後)五・沈痾自哀文)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「九泉」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の九泉の言及
【冥府】より
…ひろくは〈[地獄]〉〈[他界]〉〈[黄泉国]〉〈[死]〉などの項を参照されたい。 古代中国では,死者の霊魂の帰する所は〈黄泉〉〈九泉〉〈幽都〉などと呼ばれ,本来地下にあると考えられたが,後には北方幽暗の地にあるとする説も生じた。死者の[魂魄]を呼びもどす招魂の儀礼が北方に向かって行われるのはそのためである。…
※「九泉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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