九虫(読み)きゅうちゅう

精選版 日本国語大辞典 「九虫」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ちゅうキウ‥【九虫】

  1. 〘 名詞 〙 道家の説で、人の腹中にいるとする虫。小さな悪も感知し、庚申の夜に体外に出て、人の悪を天帝に告げるという。三虫三尸虫(さんしちゅう)三尸
    1. [初出の実例]「それ人身に三尸鬼(しき)九虫とやらんいひて、悪事をこのむ虫ありと也」(出典京童跡追(1667)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む