九鼎大呂(読み)キュウテイタイリョ

デジタル大辞泉 「九鼎大呂」の意味・読み・例文・類語

きゅうてい‐たいりょ〔キウテイ‐〕【九×鼎大呂】

大呂は周の太廟たいびょうにある大鐘で、九鼎とともに国の重大な宝物》貴重な物、重い地位名声などのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「九鼎大呂」の意味・読み・例文・類語

きゅうてい‐たいりょキウテイ‥【九鼎大呂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「九鼎」は夏・殷・周の三代に伝わった鼎(かなえ)。「大呂」は周の大廟に供えた大鐘。ともに周の宝物とされた ) 貴重な宝、重要な地位、名声などのたとえ。
    1. [初出の実例]「他人の膳より食ふ間は、自ら思ふこと塵の如く、我奮ふ時は、自ら九鼎大呂(キウテイタイリョ)重きを知る」(出典帰省(1890)〈宮崎湖処子〉五)
    2. [その他の文献]〔史記‐平原君伝〕

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四字熟語を知る辞典 「九鼎大呂」の解説

九鼎大呂

貴重な宝、重要な地位、名声などのたとえ。

[使用例] 他人の膳より食う間は、自ら思うこと塵のごとく、我奮う時は、自ら九鼎大呂の重きを知る[宮崎湖処子*帰省|1890]

[解説] 「九鼎」は中国の夏・殷・周の三代に伝わったかなえ。「大呂」は周の大廟に供えた大きな鐘。ともに周の宝物とされました。

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