九鼎(読み)キュウテイ

デジタル大辞泉 「九鼎」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐てい〔キウ‐〕【九×鼎】

王が九つの州から金を貢上させてかなえを作り、天子象徴として夏・いん3代に伝えたというところから》非常に貴重なもの。

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精選版 日本国語大辞典 「九鼎」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ていキウ‥【九鼎】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国の夏(か)の禹(う)王のとき、九つの州から金を貢上させて鼎(かなえ)をつくり、天子の象徴として伝えたというところから ) 重要なもの。貴重なもの。天下にならびない宝物。→九鼎大呂
    1. [初出の実例]「一糸非九鼎重。千尺不丈六長」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一三・前住景愛以春正長老尽七日拈香)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐桓公二年〕

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普及版 字通 「九鼎」の読み・字形・画数・意味

【九鼎】きゆうてい

王の宝器

字通「九」の項目を見る

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