乱川(読み)みだれがわ

日本歴史地名大系 「乱川」の解説

乱川
みだれがわ

東根市と宮城県にまたがる面白おもしろ(一二六四・四メートル)白髪しらひげ(一二八四・二メートル)を結ぶ尾根中央の関山せきやま峠西部に源流を発する。萱倉かやくら沢を中心にして北から木葉こつぱ川・どろ沢、南からやなぎ沢やよこ沢を入れて西流し、南斜面から堂木沢どうきざわ川・沼沢ぬまざわ川・猪野沢いのさわ川を合せながら西流し、天童市北西角で押切おしきり川を合流して最上川に注ぐ。延長一九・五キロの一級河川。流域面積六五平方キロの八四パーセントは山地が占める。その北を西流する村山野むらやまの川・白水しろみず川とともに複合扇状地をつくる。この乱川扇状地は、扇頂が関山で標高二四〇メートル、扇端は長瀞ながとろから天童市成生なりゆうに至る長い弧状をなし、標高は八五メートル前後。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android