乾式貯蔵(読み)カンシキチョゾウ

デジタル大辞泉 「乾式貯蔵」の意味・読み・例文・類語

かんしき‐ちょぞう〔‐チヨザウ〕【乾式貯蔵】

原子力発電所から出る使用済み核燃料の貯蔵法の一つ水中で貯蔵する湿式貯蔵に対して、不活性ガス中で貯蔵する方式をいう。キャスク貯蔵方式ボールト貯蔵方式サイロ貯蔵方式などがある。

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共同通信ニュース用語解説 「乾式貯蔵」の解説

乾式貯蔵

燃料プールで冷却した原発の使用済み核燃料を金属製の専用容器(キャスク)に密封し、空気自然対流によって冷却する方法。使い終わったばかりの燃料は発熱量が非常に大きく、プールで水を循環させながら冷やす「湿式」の後、乾式に移行する。湿式と異なり、水や電気を使用せずに保管でき、維持管理が比較的しやすいとされている。東京電力福島第1原発や日本原子力発電東海第2原発(茨城県)で導入実績がある。

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