亀屋頭巾(読み)カメヤズキン

デジタル大辞泉 「亀屋頭巾」の意味・読み・例文・類語

かめや‐ずきん〔‐ヅキン〕【亀屋頭巾】

頭からかぶり、目の部分だけ開けた黒縮緬くろちりめん頭巾。江戸中期、大坂人形遣いが用いた。竹田頭巾。→黒子

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精選版 日本国語大辞典 「亀屋頭巾」の意味・読み・例文・類語

かめや‐ずきん‥ヅキン【亀屋頭巾】

  1. 〘 名詞 〙 頭からすっぽりかぶり、目だけ出した黒ちりめんの頭巾。江戸中期、大坂のあやつり芝居の人形づかいが用いた。竹田頭巾。
    1. 亀屋頭巾〈金々先生栄花夢〉
      亀屋頭巾〈金々先生栄花夢〉
    2. [初出の実例]「頭巾 黒ちり緬大坂頭巾。これを世俗、たけ田頭巾また亀屋頭巾ともいふ。浪速(おふさか)戯場(しばい)にてかふむりによって爾云」(出典洒落本当世風俗通(1773)上之令子風)

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