20世紀日本人名事典 「亀高文子」の解説
亀高 文子
カメタカ フミコ
明治〜昭和期の洋画家
- 生年
- 明治19(1886)年7月9日
- 没年
- 昭和52(1977)年9月16日
- 出生地
- 神奈川県横浜
- 学歴〔年〕
- 女子美術学校本科西洋画科〔明治40年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 兵庫県文化賞〔昭和37年〕,西宮市民文化賞〔昭和46年〕
- 経歴
- 水彩画家の父渡辺豊州のもとに出入りしていた小杉未醒の紹介で満谷国四郎に師事、さらに太平洋画会研究所で中村不折からデッサンを学んだ。同会に出品し、明治42年第3回文展に出品した「白かすり」が初入選。以後文展、帝展にも出品。大正7年女流洋画家研究団体朱葉会の創立に参加したが後退会し、12年神戸に移住、15年赤艸社女子絵画研究所を創立した。戦後西宮に移り、独自の静物画に精進。50年には大谷美術館で自撰展を開いた。代表作は「読書」「あじさい」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報